2026年6月13日登山講座第3回「水主三山」―歴史と信仰の水主三山を巡る―

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2026年度 登山講座実施報告書

東讃の名山を巡る山旅2026

第3回「水主三山」―歴史と信仰の水主三山を巡る―

実施日
2026年6月13日(土)

実施場所
香川県東かがわ市
虎丸山・本宮山・那智山

集合場所
とらまる公園南駐車場

天候
晴れ

主催
香川県勤労者山岳連盟
高松勤労者山の会・さぬき山歩会・高松ハイキングクラブ


1.講座の目的

香川県東部に位置する虎丸山、本宮山、那智山を巡り、地域の歴史や信仰に触れるとともに、実際の登山を通じて、安全な歩行、体力配分、行動中の水分及び行動食の補給等、登山の基礎を学ぶことを目的として実施した。


2.参加状況及び班編成

当日は晴天の中、参加者の体力及びコース設定を考慮し、スタート時からA班、B班の2班に分かれて行動した。

A班 三山コース

コース
とらまる公園
→ 虎丸山
→ 水主神社
→ 本宮山
→ 水主神社
→ 那智山
→ とらまる公園

参加人数 12名

受講生 5名、高松勤労者山の会会員で受講生の者 1名、高松勤労者山の会会員 6名で編成した。

スタッフ用計画では、虎丸山、本宮山、那智山を巡る三山コースの行動時間を7時間50分としていた。

B班 二山コース

コース
とらまる公園
→ 虎丸山
→ 水主神社
→ 那智山
→ とらまる公園

参加人数 15名

受講生 6名、さぬき山歩会会員で受講生の者 2名、さぬき山歩会会員 7名で編成した。

B班は本宮山を省略し、虎丸山及び那智山を巡る二山コースとして行動した。


3.講座実施状況

両班とも、とらまる公園を出発し、別所・新宮池コース登山口から虎丸山を目指した。

登山中は、参加者の歩行状況や体調を確認しながら、班ごとに隊列を維持して行動した。

A班は、虎丸山登頂後、水主神社を経由して本宮山を往復し、その後、那智山へ向かった。

B班は、虎丸山登頂後、水主神社を経由し、本宮山には向かわず那智山を目指した。

計画段階から参加者の体力差を考慮して二つのコースを設定していたことで、それぞれの班がコースに応じた行動を行うことができた。


4.体調不良者への対応

B班において、年配の男性参加者1名が、虎丸山山頂付近で気分不良を訴えた。

本人の状態を確認しながら下山し、水主神社まで移動した。その後、車両によるサポートを受け、とらまる公園駐車場まで搬送した。

また、この時点で女性参加者2名についても体調不良が確認されたため、男性参加者と合わせて3名を車両に乗せ、駐車場まで送った。

いずれも登山行動の継続は行わず、安全を優先して対応した。

男性参加者については、行動中の水分補給量が少なかったことが、体調不良の一因として考えられた。


5.安全管理上の検討事項

今回の講座を振り返り、受講生に対する水分補給及び行動食の取り方について、登山開始前にもう少し具体的かつ丁寧な説明を行う必要があったと考える。

特に晴天時の登山では、喉の渇きを感じてから一度に多く飲むのではなく、行動中に適切な間隔で水分を補給することが重要である。

また、長時間行動においては、昼食だけでなく、行動中に少量ずつエネルギーを補給する行動食の取り方についても、初心者には具体的に説明する必要がある。

受講生の中には、登山経験が少なく、水分や行動食を「いつ、どの程度取るか」という判断自体が難しい者もいると考えられる。

今後の登山講座では、出発前の説明事項として、

「喉が渇く前の水分補給」及び「空腹になる前の行動食補給」

について具体的に指導するとともに、休憩時にはスタッフから水分及び行動食の摂取について積極的に声掛けを行う必要がある。


6.所感及び今後の課題

今回の水主三山登山講座では、当初から参加者の体力を考慮し、三山を巡るA班と、本宮山を省略するB班の2班に分けて行動した。

コースを事前に分けたことは、参加者の体力差に対応する上で有効であったと考える。

一方、B班では3名が途中で登山行動を終了し、車両によるサポートを受けることとなった。

今回は車両による支援体制があり、安全に駐車場まで移動することができたが、今回の事例から、登山技術や歩き方だけでなく、水分補給、行動食、体調管理といった**「登山中の自己管理」についても、登山講座の重要な指導項目である**ことを改めて認識した。

特に初心者に対しては、「水を持っている」「行動食を持っている」という装備確認だけではなく、それを適切なタイミングで摂取できているかまで確認し、指導する視点が必要である。

今後の講座では、出発前の説明及び行動中の声掛けをより充実させ、参加者自身が早期に体調変化に気付き、適切な水分及びエネルギー補給を行えるよう指導していきたい。